うどんこのお雑煮

映画とか読書とかジャグリングとか歴史。

ジョン・ウィック鑑賞後感

ジョン・ウィックを見ました。
2015年の映画。

圧倒的復讐劇が観たい。。。
せめて映画の中では、憎いヤツが
くたばるところが観たい。。。!
そう思って手に取りました。
ぶっ殺してやるうぅぅぅぅ!

。。。


監督はチャド・スタエルスキー。
この映画が初監督作品なのかな?
主演はキアヌ。今回は髭を生やしてます。
かっこいいです。
助演にウィリアム・デフォーが出てました。
悪い顔だぜぇ。。ゴクリ。

個人的な点数ですが、
70点くらい。良いアクション映画でした。

凄腕の殺し屋の繰り広げるCQC(近接戦闘術)を
楽しむ映画だと思います。
96時間よりアクションが凝っていて、
イコライザーみたいなDIY感は無く、
どちらかというと、
マッハやザ・レイドのような
ゴリゴリのアクションを見せる映画であり、
また、それらよりは近代的な戦闘スタイルに
重きを置いたスタイル、という印象です。

印象的だったなのがハンドガンを用いた
屋内近接戦闘術です。
メタルギアっぽい動きといえば
ゲーム知っている人にはイメージしやすいんじゃ
ないかな。
なのでソリッド・スネークが映画に
出てきたらこんな感じか?
という風に観たら楽しめると思います。

15禁でしたが、そんなにグロくないし
エロくないです。

オススメです。

ジャグリング的タイプ論

今日も今日とて仕事でクライアントに怒られ、
その怒りを自分の子供に撒き散らしていたらもう22時。

ミルズでも練習するか、静かにね。。。

そんなことを繰り返していたら30に
なっていました。
皆さんいかがお過ごしですか。
あけましておめでとうございます。

うどんこです。

この記事は基本的にはご〜ちょさんの記事を
下敷きにしています。
面白く読ませていただきました。
マジックとジャグリングってどう違うの?似たもの同士の曖昧な境界線 - 日々是ジャグリング

ジャグリングの読み物って、
最近だとPONTEが出てきて面白くなってきましたが
まだまだ少ないなぁと思っていましたので、
ご〜ちょさんの流れに便乗して僕も書きます。


ジャグリング的タイプ論
色々な、ジャグリングに似て非なるものについて
考えることで、ジャグリングとは何か。
その根源に近づけるかもしれない。。。!

さてジャグリングに似て非なるものとは、何か?
何を対象に比較するか?
例えば、ジャグリングとプログラミングは似ているか?
ジャグリングと映画観賞は似ているか?
マジックは?バトンは?

考えていくとキリないですが、
今回は比較対象の壇上に載せるものを
こう定義するとご〜ちょさんのいうところの
ジャグリングに似て非なるものに近いと思います。

  • 対戦ではない(格闘とかではない)
  • 非製作物である(リアルタイムで見せるもの)
  • 主体的(受動的でない、観賞側でない)
  • 視覚的要素に重点を置く

ん〜微妙かも。。。穴があれば教えてください。
(投げやり)

この比較対象にはこんなものが入るでしょう。

  • マジック
  • バトン
  • ダンス
  • パントマイム
  • クロバット
  • ジャグリング

etc...etc...

ここに分類を当てはめます。
即ち、技術の全容を見せてよい程度と、
身体能力に依存する程度。
マトリックスにするとこんな感じ。

誤解の無いよう先に言っておきますが、
別にこれで、どちらが上で、どちらが下とか、
そういう意図はないです。(保身)

ネーミングセンス悪いのは許してください。。
今深夜二時で。。これ意外思いつかない。。

んで、、分類に当てはめた結果がこちら。

fmmm...中々いいんじゃない? ;)
パントマイムの高尚な感じも出てるし、
マジックやダンスのイケイケ感も表現できているし、
(できているか?)
何より。。。俺たちがオタクっていうのがいいじゃない?

ただパントマイムな。。。
技術の全容を見せてよいか。。。
いや、、パントマイムはストーリーが主体で、、
技術は二の次。。。じゃないか。。な。。。
ほとんどやったことないけど。。。

これ、作りながら思いましたが、
観客に対して技術の全容を隠すとかいう器用なことはできないし、
身体能力も高くないけど、なんかやりたい

っていう人がジャグリング向いてるんじゃないですかね。
ていうか僕のことですが。
どうですかね。怒られますかね。駄目ですかね。

時間がないからこのくらいで。
すみません。
ありがとうございました。

仁義なき戦い 観賞後感 わしも広島弁ですごんでみたいんじゃわりゃぁ! 80点

仁義なき戦い [DVD]

仁義なき戦い [DVD]

1973年の作品。
同年にゴッドファーザーSting
日本沈没パンダコパンダ等。
古いですね。

監督は深作欣二
バトルロワイヤルですね。
主演菅原文太。割と最近亡くなりましたね。
最近だと、千と千尋の釜爺の声ですかね?
その他松方弘樹田中邦衛
梅宮辰夫といった個性的な面々です。

んでまずこの映画観た理由なんですが、
春日太一著、仁義なき日本沈没という本がありまして。

仁義なき日本沈没―東宝VS.東映の戦後サバイバル (新潮新書)

仁義なき日本沈没―東宝VS.東映の戦後サバイバル (新潮新書)

戦後の東宝東映の日本映画史が俯瞰できる名著なんですが、
そこに大体こんな感じに紹介されています(要約してます)。

60年代から不審に苦しんでいた映画界。
しかし1973年がその境界線となる。
東宝東映という戦後鍔迫り合いを繰り広げてきた
二つの大手映画会社が久々に放った二つのヒット作。
東映仁義なき戦い東宝日本沈没
この日本が方や"昔"の終わりであり、
方や"今"のはじまりなのではないか。

ってそんな映画、観ないといけないじゃないですか!
(# ゚Д゚)

というワケで観ました。

もう序盤から戦後の混沌に圧倒されます。
そこら中で女はやられるは男は殴られるは
腕は千切れるは血が吹き出すは。。。
ス、スゴイエネルギーだ!!!
(;´Д`)

そして若干混沌とした中盤から
(登場人物多すぎ!!w)
衝撃のラストへ。

全編通してキャラが広島弁
凄みまくるので、物凄く
広島弁が喋りたく
なります。

というワケで、
こがぁなおもろい映画見らんかったらぁ、
後悔するでぇ、オヤジィ!!!
何も言わずに観さらせ!!!
おすすめです!!!

広島弁変換|ソーシャル達川くん
このアプリも便利でした!w



以下ネタバレです。



さてこの映画なんですが、
ざっくり3つに分かれると思います。
菅原文太2度目の服役前。
服役中。
出所後。

ほんで、服役前後で
キャラクターは変わっていないのに、
映画としての役割が全く変わっているのが
面白いですね。

特に出所後の神感、ゾンビ感が良いです。
全てを俯瞰して見ることができる。
親父は自分を馬鹿だと思っている。
旧友も自分を信じていない。
それが分かるゆえに悲しい。

ラストはそういった鬱屈とした"何か"に
決別するという意味で、
"No!モノ"(僕が勝手につけた名前w)として
物凄く良いです。
これは例えば、
アパートの鍵貸しますとか、
猿の惑星ジェネシスとかと
同じ種類のカタルシスなんじゃないかと。

僕の場合は"何か"は会社であったり
仕事であったりなんですが、
この作り手の場合、それは国とか
社会であったようです。

また仁義なき日本沈没より引用します。

「昭和二十年の敗戦でガラガラと崩れ去った
日本の支配体制が、
二十年もすると復古調の波に乗って
チャッカリと登場し始めるんです。
それが我々焼け跡世代の人間には
腹が立って仕方がなかった」(深作欣二)

その感情がラストによく効いてるように感じました。
「山守さん……弾はまだ残っとるがよう……」

いつの時代もこういうのは、
海外でも日本でも変わらんと
いうことですね。

神の一手 鑑賞後感 復讐を誓う男のステ"碁"ロが今炸裂する...! 65点

2014年の作品。
同年にギャレス版ゴジラ
それでも夜は明ける
舟を編む風立ちぬ等。

監督はチョ・ボムグ、
主演チョン・ウソン

韓国映画
キム・ジウン監督が好きで、
Good,Bad,Weirdや
悪魔を見た等見ました。
毎回日本よりもリッチな映画を作ってて
いいなぁ(^q^) と思わされて悔しいです。

この映画はこんな感じです。

プロ棋士テソクは、
兄の頼みで一度だけ危険な
“賭け囲碁"に協力するが、
その世界の元締めサルスの一団に兄を殺され、
自身も殺人の罪を着せられて投獄されてしまう。
すべてを失ったテソクの心深くに宿るのはサルスへの復讐心。
独房の壁に碁盤を描き、
隣の独房囚人と壁越しに始めた囲碁対局で腕前を磨き、
肉体も鍛え上げていく。
やがて出所したテソクは、
盲目の天才棋士“ジーザス" 、片腕の細工師モクス、
イカサマ棋士コンスらとチームを組み、ついにサルスと対峙する。
一度は人生を諦めた男たちは、
それぞれが抱える野望を胸に、
負ければ自分が死ぬ運命の勝負に“神の一手"で挑んでいく――!!

で感想、の前に、
韓国で囲碁がどういう存在かっていうのを
ざっと調べたんで書いておきたいと思います。
Yahoo知恵袋にこんなんが。

囲碁はどうしてあんなに韓国勢が強いのですか?世界囲碁選手権では韓国が1997年... - Yahoo!知恵袋

というワケで囲碁
韓国が世界最強レベルみたいです。
プロ棋士も存在し、賭け囲碁詐欺で
捕まった人なんかもいる模様です。
超盛んなんですな。
なので路上で囲碁やってて人だかりができる、
とかいうのは
それほど荒唐無稽な設定でもなさそうですね。

んで感想なんですが、
囲碁と暴力っていう相反する
二つを上手いこと使うっていうアイデア良し、
アクションはキレがあって良し、
仲間を集めて作戦を練るっていう王道感良し、
で、いい映画でした。
少なくとも、今の日本の任侠映画が
このレベルに来ることはない
、と
思わされました。悔しい。。。!

囲碁パートは正直良くわからんかったけど、
まあいいんじゃないでしょうか\(^o^)/

テーマとして、
知と暴力の応酬っていうのがあると思うんですが、
どうしても嘘喰いと被ってしまいました。
日本でこんな感じで実写化できないかなぁ〜、
無理だろうなぁ〜って思いながら見てましたw

ちょっと荒唐無稽なテーマだけど、
それなりの脚本で、
良質なアクションが見たい人にオススメです。
ただ、結構血が出ますので注意!!





んでここからネタバレと苦言です。
注意です。。。




兄が殺され、訓練し強くなって、
冷凍庫で幹部クラスを抹殺する、
っていう所まではほぼ完璧でした。
特に冷凍庫の印象的な青。
キタノブルーのオマージュかも。。。
とか思って見てました。

でも、ちょっと終盤の流れ、
アレ脚本適当すぎでしょ。。。

結局こういう圧倒的な暴力を背景に持つ
ヤクザに対して復讐する、っていう映画では、
最終的にどうやって復讐完了するか
が一つの見せ場だと思います。
大体は、
1.暴力を使わせないようにハメる
2.相手を超える暴力を持つ
のどちらかになるかと思います。

名作Stingなんかは1に分類され、
嘘喰いは2ですかね。
でこの映画は、多分2を狙ったんだと思うんですが、、、

うーん、微妙。。。(´・ω・`)

何年かガチ訓練したヒョロガリと
複数人のヤクザが乱闘して勝つ、、、
ってヤクザこんなに弱くないでしょ。。。
義手のおっちゃんもギリギリみたいだったし。。。
お前ちょっと無策すぎでしょ。。。
ちょっと説得力が無い、、かなぁ。。。

ここで引っかかってしまうと、
僕がこういう映画に期待する、
"勝った"感が著しく損なわれてしまうんですよねぇ。
そこだけが(だけと言いつつかなり大きいんですが、)
残念でした。。。

The Raid、観賞

2011年の作品。
同年に英国王のスピーチ
キャプテン・アメリカ
猿の惑星ジェネシス
邦画では告白、アリエッティ等。

インドネシア映画です。
多分他には見たことないですね。
監督はギャレス・エヴァンス
(ギャレス・エドワーズかと思ったw)
主演はイコ・ウワウス。
スターウォーズにも出たんだ。へー。

僕の点数:65点

カンフー、ムエタイと来ている
NoCGガチアクションの系譜に入るんじゃないかと思います。
その系譜として、いい映画でした。
ただ僕はガチアクション系にそれほど思い入れが
ないためこの点数です。好きなら、見るべき。
個人的にはマッハ!は超えず、といった感じ。

トーリーは普通です。
ギャングの巣窟に乗り込んで、ブっ殺す!

アクションは、
インドネシアに伝わる殺人格闘術、
シラットが良いです。
まあ、シラット、よく知らないんですが
(;´Д`)

こんなんみたいです。

肘とナイフの使い方がキモなのかな。。。?
流れるような動きが見どころですね。

殺陣の舞台ですが盛りだくさんです。
部屋で、廊下で、
ナイフで、トンファーで、ステゴロで、
じゃんじゃか殴って切って撃ちます。
ちょっとメタルギア3を思い出しながら見てましたw

んでちょっとしたストーリー的な良さもあって、
ラストシーンは僕は結構好きです。
置かれた場所で咲きなさいみたいな。
読んでないけど。

置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい

ただ、話が進むに連れて
装備がどんどんなくなっていって
体力もガンガン減っていくので、
相対的に主人公が弱くなっていってしまって、
それに合わせて敵の装備が何故か貧弱になっていくのが
ちょっと無理あったかなと思いました。

あと主人公が強いことに
ちょっとした裏付けがあったら良かったかも。

でもそんなんどうでも良くなるくらい
アクションに力がみなぎっているので、
アクション好きな方はいいんじゃないでしょうか。

舟を編む:感想

舟を編む 通常版 [DVD]

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2013年の作品。
同年にアナ雪、パシフィック・リム
風立ちぬ、永遠のゼロ等。
アベンジャーズフィーバーの後、
アナ雪フィーバー前後の作品って
感じですかね。

日本アカデミー賞受賞作品ということで、
かねてより気になっていました。

石井裕也監督作品(初見です)。
原作は三浦しをん
主演は松田龍平(松田優作の息子さん)、
ヒロインは宮崎あおい

作品を超大雑把にまとめると、
根暗マジメ男が、どういう風にして
人生を生きるかを描いたドラマです。

個人的な点数としては70点でした。
いい作品です。
けど、人生に残るレベルの最高な作品ではないかな、という感じ。

以下感想です。ネタバレありなので注意。
ちなみに原作は読んでないです。

                                                              • -

なんていうか、松竹ッッッ!!!ていう感じでした。
ジャパニーズこんな感じっていうか。
表現されたい日本っていうか。
男は寡黙で仕事に打ち込み
妻は夫を支える、っていう感じ。
松田龍平って、何考えてるんだか
良くわからない男やらすと
いい味だしますよね。
宮崎あおいってほんと
古き良き日本の妻って感じしますよね。
あと教授役の加藤剛
砂の器以来だけど、老けたな。。。

この映画って題材で勝ちみたいなところがあって、
"辞書に掛ける情熱と労力"がよく
表現されてて良い。

教授が"辞書とは"みたいなことを言って、
松田龍平が共感するところとか、
俺は全然全く知らない世界だけど、
熱い漢達はこんなところにもいる!
って言う感じ。
とか、"恋"の用例お前書けよ、とか、
"ダサい"の用例俺が書いたんだぜ、みたいな
辞書ジョーが観れる稀有な映画ですね。

あと、映画中盤、言葉の漏れを
発見してしまったときの、マジやべえ感。
「あー、俺の仕事でも似たようなことあったけど、
辞書編集だとこういう形になるのね、、、」
っていう感じ。面白かった。

それにテクノロジーの移り変わりも
ちょっと表現されてて面白い。
あ、1995年のExcelだ、みたいな。
あれどうやって作ったんだろうw

あと"言葉の海"、っていう言葉が
やたら出てくるのは、
言海っていう日本初の辞書に対する
リスペクトだと思いますが、
その辺の深い話はこれが
めっちゃ面白かったので
絶対全部聞いたほうが良い。

あと二人に子供がいないっていうのも
見逃せないですね。今っぽくて。
ラストの切れ味もいい。



さて、この映画の重要な所としては、
いかにして寡黙な男の感情を
観客に伝えるかっていうところ
なんじゃないかなと思うんですが、
そこがちょっと弱いかな、というか
もっとよく出来たかもしれないなと
思いました。

この映画で感情が強く伝わるところは
2点あると思っていて、
一つは恋が成就するところ、
もう一つは教授が亡くなるところです。
んで恋の成就はめっちゃ良かったです。
「。。。私も好きです。」
「ええぇっ。」
って。ええぇっじゃねーよwwって。

んでもうひとつの、
教授が亡くなるところが
あんまり悲しくならなかったかなーと
思いました。泣いたけど。
そこんところなんですが、
やっぱ教授と馬締との
間柄の描き方が弱かったかも、
12年間の中に何があったかが
もっと見たかったかも、
そういう気持ちになりました。

なんにせよ、
社会での自分の活かし方が見えない男が
自分の道を見出して
成長していく映画として、
いい映画だと思いました。

ミッション:8ミニッツ感想

2011年の作品。
同年に最強の二人、
キャプテン・アメリカ
Drive。邦画では
ヒミズ、八日目の蝉。

監督はダンカン・ジョーンズ
月に囚われた男が有名らしい。
この監督の映画は初見ですね。
主演はジェイク・ギレンホール
ブロークバック・マウンテンですね!

僕の点数:70点!

感想ですが、
いい映画だったと思います。
特に終盤、号泣してしまいました。。

まず100分弱の尺ってことですね。
時間的に、さくっと見れますし
大変スピーディな展開です。
鑑賞中に退屈を感じるヒマは
ほぼないでしょう。

そして設定。
列車と時間リピートのミックス。
リピートってのはアレです。
恋はデジャ・ブみたいなやつですね。
同じ時間を何度も繰り返すというやつ。

リピートものということで、
だんだん主人公が
色々上手くなっていきます。
その過程と、
そして習熟した先に何があるのか。。?
カップルで見るもよし、家族で見るもよし。
短時間でみんなで感動できる。
そんな映画です。





以下ネタバレです。----------------
観賞後に読むのを推奨します。------









内容なんですが、
脚本がすごく良かったと思います。
つまり、
テロを未然に阻止するという
メインのストーリーラインと、
主人公の境遇が解き明かされていくという
サブのストーリーライン。
この二つを同時進行で見せておいて、
終盤、サブとメインを入れ替えてみせる。
そこに説得力を持たせる。
ここが上手い。

ラスト、やってることは、
既に死んでいるものを救うっていうもはや滑稽の域なのだが、
そこに厳然と存在する説得力。
終盤までにメインストーリーの影で
積み上げてきた人間としての
物語が爆発してます。
すごく悲壮で、幸せで、泣ける。。。

あと演出も良い。
主人公が世界に向けて発している言葉が
実はディスプレイ上に文字列としてしか
表示されない
ということが分かるシーン。
あれを終盤に持ってくるとは。。。!
薄々感づいていたけどね。。。!
やっぱ画として見せられるとね!
衝撃がね!

ただすげえ残念だったのは、
量子力学かなんか知らんが
一人の人間の記憶のみから
事故直前の8分間を再現して
爆弾探すって、技術的に不可能だろ。。。
知らないんだから。。。
そこは懸命にフィルタを
張り続けなければなりませんでしたw
あと終盤、ちょっと、冗長かな。。。
そこはもはや重要じゃなくなってたから
良いんだけど。。