うどんこのお雑煮

映画とか読書とかジャグリングとか歴史。

両親がゲイだと子供は不幸なのか? チョコレートドーナツ観賞

泣きたい!と思ってチョコレート・ドーナツを
観ました。(病んでいる。。。)

2012年の映画。
監督はトラヴィス・ファイン。
ほぼ無名の監督と言っていいと思います。
主演はアラン・カミング
ほほぉ、この人自身もゲイなのね。
そしてギャレット・ディラハント。
あんまり知らない人ですね。。。
子供役のアイザック・レイヴァ。
本物のダウン症の方だそう。
(気になってたんだよね。)

60点。
美しい話だけどいい映画ではないかなぁと。

で、おそらく脚本があんまよろしくないんじゃねとかは
あるんだけど。

この映画みて最初に思ったのは、
ああぁ、マルコ君よ。。。
で、次が、
この話は70年代のアメリカの話だけど、
今の日本でも余裕で起こりそうな気がする。。。
ということ。

と思ってたところにこのニュース。
皆さんご存知?
大阪市が全国で初めて同性カップルを里親に認定

ざっくり解説はこちら。
日本初、男性カップルの里親誕生の意義と今後の課題

これはいいニュース。
でもこんなのはまだまだ進んでいなくて、
ていうかそもそも日本は里親っちゅうのが
認知されていないように思う。
皆さんのまわりに里親の方、いる?

多分日本でも起こるんじゃないかな。。。
とこのニュースを知った今でも
僕はそう思っています。

みんなもっと多様性を認めて
柔軟にいこうぜ。

あ、映画の評価については
多分これがいいんじゃないかなと。
70年代を体感した人じゃないと分からないのか。。。
そうかもね。。。

ユーモア・イズ・パワー!!オデッセイ鑑賞

オデッセイを観ました。

2015年の映画。
同年に、キングスマンジュラシックワールド
マッドマックス等。
邦画は永遠の0、超高速参勤交代等。

火星に取り残されてしまった
マット・デイモンがどうにかして
生き延びようとする話。

監督はリドリー・スコット
エイリアンとかブレードランナーですね。
主演はマット・デイモン
ジェイソン・ボーン

70点。
いい映画でした。

この映画はちょっと面白い仕掛けが
ありまして、
普通サバイバルものって、
何か重苦しい雰囲気の中で
頑張る感じになりがちだと
思うんですが、
この映画はちょっと違って
生き残ってやるぜ!っていう
ポジティブ全開です。
(お前もうちょっと絶望しろ
ってくらいポジティブです。)

で、この映画が言いたいことって、
絶望的な状況になればなるほど、
ユーモアを欠いてしまえば
人間は死んでしまうよ
っていう
ことだと思います。

ワインバーグ先生も言っていました。
プログラマーにとって重要な性格特性の最後に、
ユーモアのセンスを挙げたい。コンピュータは
われらをあざけり笑うため、一緒になって
自分を笑うことができない人は、
そう長い間プログラミングに耐えられないだろう。」

(僕の本業はプログラマです。
こういう上司欲しい。)

でやっぱりこの映画って、
マット・デイモン
クソジョークを飛ばしまくっていたり、
全編にわたって70sディスコ・ミュージックが
かかっていたり、
クルーの冗談が相当きつかったりするんですが、
そこがいいんですよね。
あー、強いなこの人達。っていう感じで。

ちょっとだけ残念に思うのは、
この映画はやたらディスコが流れて、
その歌詞の中身と映画の状況の
シンクロが結構重要な映画なんですけど、
日本人たる僕にはちょっと
歌詞が分からなくて、
すげー残念でした。(権利関係でできないらしい)
まあ大体ニュアンスで分かるんですけど。

ユーモアイズパワー。
元気になれる映画でした。

ガルパン観た。

あー仕事うまく進まないぜ。。。
子供の相手も家事手伝いもせないかんぜ。。。
でも面白いものが見たいぜ。。。
夜、家に帰ってから家事手伝いもしながら
見れるくらいの短時間のコンテンツでかつ
子供と一緒に見れる
大人も面白いものはないか。。。!

ないか。。。!
( ̄^ ̄)

ないか。。。。。。!
(><)


ないのか。。。。。。。。!
(^з^)



あった!
パンツァー・フォーーーー!
─────=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

ガルパンを鑑賞しました。
OVA全部と劇場版。

ガルパンって、
可愛い女の子が戦車に乗ったら
カッコよくて可愛いよねよくね?という
言ってしまえばなんとも安直な企画だと思うんですが、
いや結構楽しめました。

これってもうなんというか戦車愛ですよね。
溢れる戦車愛。
だってすごい。話がとんっとん拍子すぎる。
キャラがどかどか出てくる割に説明がないわ
戦略的な話がほとんど出てこないから
どうやって勝つか全然分からんわで
もう相当アレなんですけど大丈夫。
だって世界の戦車が、
戦車戦が見れるんだから。
という割り切り。いいですね。

特に僕なんかはミリタリーについては門外漢なので
戦車戦っていうのがどういうものか分かってなくて、
その辺がすごく新鮮でした。
あ、雪中砲撃とかできるんだ、とか、
豆戦車弱えとかマウス強えとか色々。
一話一話に驚きがある、戦術面を楽しむことに特化した作りが
良いと思いました。

あと、これを狙ってやっているかはよく分からないですが、
キャラがそれなりに立っている割に
それほど細かく描写しないことで、
受け手に妄想を膨らませる余地が大いに残っており、
その辺の脳内補完が楽しく
そこが我が国が誇る同人文化にヒットしたんでしょうな。
ググったら大量に出てきてこれはやばいなと。。。

問題は、、、
やっぱりキャラ一人一人、
もっと描写して欲しいところがあったってところですかね。
まあ言ってもしょうがないし
挙げたらキリないので一つだけ。
劇場版でプラウダがやられた後の、
カチューシャの描写がいくらなんでも少なすぎです。

あんなにボロボロにやられた
(やられるシーンは僕は号泣していましたが)のに
リベンジする描写がほぼないとは。。。
なぜだ。。。
つらぽよ。。。
つらぽよすぎる。。。

まあ、でも、その辛さもキャラがあってのことだし、
劇場版はキャラが一杯出てくるのがいいんだし、
回収できない部分があるのは
多少はね?ということで納得した次第です。

なんにせよいつか大洗に行く必要がある、
そう思ったのでした。
。。。なんか続編が出るらしい。
まじか。。。

ジョン・ウィック鑑賞後感

ジョン・ウィックを見ました。
2015年の映画。

圧倒的復讐劇が観たい。。。
せめて映画の中では、憎いヤツが
くたばるところが観たい。。。!
そう思って手に取りました。
ぶっ殺してやるうぅぅぅぅ!

。。。


監督はチャド・スタエルスキー。
この映画が初監督作品なのかな?
主演はキアヌ。今回は髭を生やしてます。
かっこいいです。
助演にウィリアム・デフォーが出てました。
悪い顔だぜぇ。。ゴクリ。

個人的な点数ですが、
70点くらい。良いアクション映画でした。

凄腕の殺し屋の繰り広げるCQC(近接戦闘術)を
楽しむ映画だと思います。
96時間よりアクションが凝っていて、
イコライザーみたいなDIY感は無く、
どちらかというと、
マッハやザ・レイドのような
ゴリゴリのアクションを見せる映画であり、
また、それらよりは近代的な戦闘スタイルに
重きを置いたスタイル、という印象です。

印象的だったなのがハンドガンを用いた
屋内近接戦闘術です。
メタルギアっぽい動きといえば
ゲーム知っている人にはイメージしやすいんじゃ
ないかな。
なのでソリッド・スネークが映画に
出てきたらこんな感じか?
という風に観たら楽しめると思います。

15禁でしたが、そんなにグロくないし
エロくないです。

オススメです。

ジャグリング的タイプ論

今日も今日とて仕事でクライアントに怒られ、
その怒りを自分の子供に撒き散らしていたらもう22時。

ミルズでも練習するか、静かにね。。。

そんなことを繰り返していたら30に
なっていました。
皆さんいかがお過ごしですか。
あけましておめでとうございます。

うどんこです。

この記事は基本的にはご〜ちょさんの記事を
下敷きにしています。
面白く読ませていただきました。
マジックとジャグリングってどう違うの?似たもの同士の曖昧な境界線 - 日々是ジャグリング

ジャグリングの読み物って、
最近だとPONTEが出てきて面白くなってきましたが
まだまだ少ないなぁと思っていましたので、
ご〜ちょさんの流れに便乗して僕も書きます。


ジャグリング的タイプ論
色々な、ジャグリングに似て非なるものについて
考えることで、ジャグリングとは何か。
その根源に近づけるかもしれない。。。!

さてジャグリングに似て非なるものとは、何か?
何を対象に比較するか?
例えば、ジャグリングとプログラミングは似ているか?
ジャグリングと映画観賞は似ているか?
マジックは?バトンは?

考えていくとキリないですが、
今回は比較対象の壇上に載せるものを
こう定義するとご〜ちょさんのいうところの
ジャグリングに似て非なるものに近いと思います。

  • 対戦ではない(格闘とかではない)
  • 非製作物である(リアルタイムで見せるもの)
  • 主体的(受動的でない、観賞側でない)
  • 視覚的要素に重点を置く

ん〜微妙かも。。。穴があれば教えてください。
(投げやり)

この比較対象にはこんなものが入るでしょう。

  • マジック
  • バトン
  • ダンス
  • パントマイム
  • クロバット
  • ジャグリング

etc...etc...

ここに分類を当てはめます。
即ち、技術の全容を見せてよい程度と、
身体能力に依存する程度。
マトリックスにするとこんな感じ。

誤解の無いよう先に言っておきますが、
別にこれで、どちらが上で、どちらが下とか、
そういう意図はないです。(保身)

ネーミングセンス悪いのは許してください。。
今深夜二時で。。これ意外思いつかない。。

んで、、分類に当てはめた結果がこちら。

fmmm...中々いいんじゃない? ;)
パントマイムの高尚な感じも出てるし、
マジックやダンスのイケイケ感も表現できているし、
(できているか?)
何より。。。俺たちがオタクっていうのがいいじゃない?

ただパントマイムな。。。
技術の全容を見せてよいか。。。
いや、、パントマイムはストーリーが主体で、、
技術は二の次。。。じゃないか。。な。。。
ほとんどやったことないけど。。。

これ、作りながら思いましたが、
観客に対して技術の全容を隠すとかいう器用なことはできないし、
身体能力も高くないけど、なんかやりたい

っていう人がジャグリング向いてるんじゃないですかね。
ていうか僕のことですが。
どうですかね。怒られますかね。駄目ですかね。

時間がないからこのくらいで。
すみません。
ありがとうございました。

仁義なき戦い 観賞後感 わしも広島弁ですごんでみたいんじゃわりゃぁ! 80点

仁義なき戦い [DVD]

仁義なき戦い [DVD]

1973年の作品。
同年にゴッドファーザーSting
日本沈没パンダコパンダ等。
古いですね。

監督は深作欣二
バトルロワイヤルですね。
主演菅原文太。割と最近亡くなりましたね。
最近だと、千と千尋の釜爺の声ですかね?
その他松方弘樹田中邦衛
梅宮辰夫といった個性的な面々です。

んでまずこの映画観た理由なんですが、
春日太一著、仁義なき日本沈没という本がありまして。

仁義なき日本沈没―東宝VS.東映の戦後サバイバル (新潮新書)

仁義なき日本沈没―東宝VS.東映の戦後サバイバル (新潮新書)

戦後の東宝東映の日本映画史が俯瞰できる名著なんですが、
そこに大体こんな感じに紹介されています(要約してます)。

60年代から不審に苦しんでいた映画界。
しかし1973年がその境界線となる。
東宝東映という戦後鍔迫り合いを繰り広げてきた
二つの大手映画会社が久々に放った二つのヒット作。
東映仁義なき戦い東宝日本沈没
この日本が方や"昔"の終わりであり、
方や"今"のはじまりなのではないか。

ってそんな映画、観ないといけないじゃないですか!
(# ゚Д゚)

というワケで観ました。

もう序盤から戦後の混沌に圧倒されます。
そこら中で女はやられるは男は殴られるは
腕は千切れるは血が吹き出すは。。。
ス、スゴイエネルギーだ!!!
(;´Д`)

そして若干混沌とした中盤から
(登場人物多すぎ!!w)
衝撃のラストへ。

全編通してキャラが広島弁
凄みまくるので、物凄く
広島弁が喋りたく
なります。

というワケで、
こがぁなおもろい映画見らんかったらぁ、
後悔するでぇ、オヤジィ!!!
何も言わずに観さらせ!!!
おすすめです!!!

広島弁変換|ソーシャル達川くん
このアプリも便利でした!w



以下ネタバレです。



さてこの映画なんですが、
ざっくり3つに分かれると思います。
菅原文太2度目の服役前。
服役中。
出所後。

ほんで、服役前後で
キャラクターは変わっていないのに、
映画としての役割が全く変わっているのが
面白いですね。

特に出所後の神感、ゾンビ感が良いです。
全てを俯瞰して見ることができる。
親父は自分を馬鹿だと思っている。
旧友も自分を信じていない。
それが分かるゆえに悲しい。

ラストはそういった鬱屈とした"何か"に
決別するという意味で、
"No!モノ"(僕が勝手につけた名前w)として
物凄く良いです。
これは例えば、
アパートの鍵貸しますとか、
猿の惑星ジェネシスとかと
同じ種類のカタルシスなんじゃないかと。

僕の場合は"何か"は会社であったり
仕事であったりなんですが、
この作り手の場合、それは国とか
社会であったようです。

また仁義なき日本沈没より引用します。

「昭和二十年の敗戦でガラガラと崩れ去った
日本の支配体制が、
二十年もすると復古調の波に乗って
チャッカリと登場し始めるんです。
それが我々焼け跡世代の人間には
腹が立って仕方がなかった」(深作欣二)

その感情がラストによく効いてるように感じました。
「山守さん……弾はまだ残っとるがよう……」

いつの時代もこういうのは、
海外でも日本でも変わらんと
いうことですね。

神の一手 鑑賞後感 復讐を誓う男のステ"碁"ロが今炸裂する...! 65点

2014年の作品。
同年にギャレス版ゴジラ
それでも夜は明ける
舟を編む風立ちぬ等。

監督はチョ・ボムグ、
主演チョン・ウソン

韓国映画
キム・ジウン監督が好きで、
Good,Bad,Weirdや
悪魔を見た等見ました。
毎回日本よりもリッチな映画を作ってて
いいなぁ(^q^) と思わされて悔しいです。

この映画はこんな感じです。

プロ棋士テソクは、
兄の頼みで一度だけ危険な
“賭け囲碁"に協力するが、
その世界の元締めサルスの一団に兄を殺され、
自身も殺人の罪を着せられて投獄されてしまう。
すべてを失ったテソクの心深くに宿るのはサルスへの復讐心。
独房の壁に碁盤を描き、
隣の独房囚人と壁越しに始めた囲碁対局で腕前を磨き、
肉体も鍛え上げていく。
やがて出所したテソクは、
盲目の天才棋士“ジーザス" 、片腕の細工師モクス、
イカサマ棋士コンスらとチームを組み、ついにサルスと対峙する。
一度は人生を諦めた男たちは、
それぞれが抱える野望を胸に、
負ければ自分が死ぬ運命の勝負に“神の一手"で挑んでいく――!!

で感想、の前に、
韓国で囲碁がどういう存在かっていうのを
ざっと調べたんで書いておきたいと思います。
Yahoo知恵袋にこんなんが。

囲碁はどうしてあんなに韓国勢が強いのですか?世界囲碁選手権では韓国が1997年... - Yahoo!知恵袋

というワケで囲碁
韓国が世界最強レベルみたいです。
プロ棋士も存在し、賭け囲碁詐欺で
捕まった人なんかもいる模様です。
超盛んなんですな。
なので路上で囲碁やってて人だかりができる、
とかいうのは
それほど荒唐無稽な設定でもなさそうですね。

んで感想なんですが、
囲碁と暴力っていう相反する
二つを上手いこと使うっていうアイデア良し、
アクションはキレがあって良し、
仲間を集めて作戦を練るっていう王道感良し、
で、いい映画でした。
少なくとも、今の日本の任侠映画が
このレベルに来ることはない
、と
思わされました。悔しい。。。!

囲碁パートは正直良くわからんかったけど、
まあいいんじゃないでしょうか\(^o^)/

テーマとして、
知と暴力の応酬っていうのがあると思うんですが、
どうしても嘘喰いと被ってしまいました。
日本でこんな感じで実写化できないかなぁ〜、
無理だろうなぁ〜って思いながら見てましたw

ちょっと荒唐無稽なテーマだけど、
それなりの脚本で、
良質なアクションが見たい人にオススメです。
ただ、結構血が出ますので注意!!





んでここからネタバレと苦言です。
注意です。。。




兄が殺され、訓練し強くなって、
冷凍庫で幹部クラスを抹殺する、
っていう所まではほぼ完璧でした。
特に冷凍庫の印象的な青。
キタノブルーのオマージュかも。。。
とか思って見てました。

でも、ちょっと終盤の流れ、
アレ脚本適当すぎでしょ。。。

結局こういう圧倒的な暴力を背景に持つ
ヤクザに対して復讐する、っていう映画では、
最終的にどうやって復讐完了するか
が一つの見せ場だと思います。
大体は、
1.暴力を使わせないようにハメる
2.相手を超える暴力を持つ
のどちらかになるかと思います。

名作Stingなんかは1に分類され、
嘘喰いは2ですかね。
でこの映画は、多分2を狙ったんだと思うんですが、、、

うーん、微妙。。。(´・ω・`)

何年かガチ訓練したヒョロガリと
複数人のヤクザが乱闘して勝つ、、、
ってヤクザこんなに弱くないでしょ。。。
義手のおっちゃんもギリギリみたいだったし。。。
お前ちょっと無策すぎでしょ。。。
ちょっと説得力が無い、、かなぁ。。。

ここで引っかかってしまうと、
僕がこういう映画に期待する、
"勝った"感が著しく損なわれてしまうんですよねぇ。
そこだけが(だけと言いつつかなり大きいんですが、)
残念でした。。。