うどんこのお雑煮

映画とか読書とかジャグリングとか歴史。

考えるヒント読了

小林秀雄botが面白いことを呟くんです。

なので読んでみました。

考えるヒント (文春文庫)

考えるヒント (文春文庫)

小林秀雄については各位Wikiってもらうとして、
この本は彼が書いたエッセイ集です。
彼のメインウェポンである批評文ではなく、
エッセイ集なのでかなり読みやすい。
と、そう思っていたんですが、甘かったです。
とりあえず全部読みましたが頭に入ったのは1/3でしょうか。

エッセイのテーマとしては、
"常識","漫画","役者"などなど抽象的かつ広範です。
それぞれについて、そんな細かいコト考えてどうすんのって
トコまで考えてあるんで難しいですな。
逆に、僕が過去に突き詰めて考えたことがあるテーマに対しては
非常に面白く読めました。

個人的には"役者"は人前で演技をガチでやったことが
ある人は全員一度は読んでほしいと思ったくらいの
ヒットでした。
"常識"、"読者"とかはどこから始まって
どこに着地したのかが良く分からんくらい
意味不明でした。嗚呼。。。

これが全部本当に面白いと思えるのはもっと年食ってからかな。。。