うどんこのお雑煮

映画とか読書とかジャグリングとか歴史。

ミッション:8ミニッツ感想

2011年の作品。
同年に最強の二人、
キャプテン・アメリカ
Drive。邦画では
ヒミズ、八日目の蝉。

監督はダンカン・ジョーンズ
月に囚われた男が有名らしい。
この監督の映画は初見ですね。
主演はジェイク・ギレンホール
ブロークバック・マウンテンですね!

僕の点数:70点!

感想ですが、
いい映画だったと思います。
特に終盤、号泣してしまいました。。

まず100分弱の尺ってことですね。
時間的に、さくっと見れますし
大変スピーディな展開です。
鑑賞中に退屈を感じるヒマは
ほぼないでしょう。

そして設定。
列車と時間リピートのミックス。
リピートってのはアレです。
恋はデジャ・ブみたいなやつですね。
同じ時間を何度も繰り返すというやつ。

リピートものということで、
だんだん主人公が
色々上手くなっていきます。
その過程と、
そして習熟した先に何があるのか。。?
カップルで見るもよし、家族で見るもよし。
短時間でみんなで感動できる。
そんな映画です。





以下ネタバレです。----------------
観賞後に読むのを推奨します。------









内容なんですが、
脚本がすごく良かったと思います。
つまり、
テロを未然に阻止するという
メインのストーリーラインと、
主人公の境遇が解き明かされていくという
サブのストーリーライン。
この二つを同時進行で見せておいて、
終盤、サブとメインを入れ替えてみせる。
そこに説得力を持たせる。
ここが上手い。

ラスト、やってることは、
既に死んでいるものを救うっていうもはや滑稽の域なのだが、
そこに厳然と存在する説得力。
終盤までにメインストーリーの影で
積み上げてきた人間としての
物語が爆発してます。
すごく悲壮で、幸せで、泣ける。。。

あと演出も良い。
主人公が世界に向けて発している言葉が
実はディスプレイ上に文字列としてしか
表示されない
ということが分かるシーン。
あれを終盤に持ってくるとは。。。!
薄々感づいていたけどね。。。!
やっぱ画として見せられるとね!
衝撃がね!

ただすげえ残念だったのは、
量子力学かなんか知らんが
一人の人間の記憶のみから
事故直前の8分間を再現して
爆弾探すって、技術的に不可能だろ。。。
知らないんだから。。。
そこは懸命にフィルタを
張り続けなければなりませんでしたw
あと終盤、ちょっと、冗長かな。。。
そこはもはや重要じゃなくなってたから
良いんだけど。。