うどんこのお雑煮

映画とか読書とかジャグリングとか歴史。

考えるヒント読了

小林秀雄botが面白いことを呟くんです。

なので読んでみました。

考えるヒント (文春文庫)

考えるヒント (文春文庫)

小林秀雄については各位Wikiってもらうとして、
この本は彼が書いたエッセイ集です。
彼のメインウェポンである批評文ではなく、
エッセイ集なのでかなり読みやすい。
と、そう思っていたんですが、甘かったです。
とりあえず全部読みましたが頭に入ったのは1/3でしょうか。

エッセイのテーマとしては、
"常識","漫画","役者"などなど抽象的かつ広範です。
それぞれについて、そんな細かいコト考えてどうすんのって
トコまで考えてあるんで難しいですな。
逆に、僕が過去に突き詰めて考えたことがあるテーマに対しては
非常に面白く読めました。

個人的には"役者"は人前で演技をガチでやったことが
ある人は全員一度は読んでほしいと思ったくらいの
ヒットでした。
"常識"、"読者"とかはどこから始まって
どこに着地したのかが良く分からんくらい
意味不明でした。嗚呼。。。

これが全部本当に面白いと思えるのはもっと年食ってからかな。。。

人事屋が書いた経理の本 雑感

あけましておめでとうございます。

今年は本を読んだ感想をちょっとずつ上げていこうと
思います。更新頻度、少なすぎるし。。

ちょっと仕事で必要になったので
最近は会計とか経理の本を読んでいます。
この本、当たりでした。

人事屋が書いた経理の本

人事屋が書いた経理の本

1978に出版された結構な古典。
経理とか簿記とかがよくわからない
新人に向けたマニュアルを自社で作ったら
人気が出たから書籍化、という謎の経緯で
出たらしいです。
左に漫画、右に文章というシンプルな構図が良い。

下記、この本から理解できた点です。
・変動費、固定費からの損益分岐点(採算)算出の考え方
・B/Sからの資金運用のサイクルの読解
マトリックス会計の読み方

以上。

好きな技が一般人から評価されないということについて

この前天神中央公園で練習してたら
トリッキングをしている人にあった。
(トリッキングとはYAMAKASHIとか
アクションスタントみたいなもののようだ。)
トリッキング -YouTube

発展途上の人という感じであり、
彼はトリッキングに生きており
トリッキングが大好きであり
ゆくゆくはトリッキングで生きていきたいと
思っているかもしれなかった。
僕は、彼が、
「540みたいな難しい技より何よりバク宙が一番受ける」*1
とちょっと悲しそうなトーンで言っていたことを覚えている。
同じようなことを僕もジャグリングで昔から考えていたし
何度も聞いたこともあるように思う。
これは多分、技術と、それを使う技術者が、
葛藤しやすいジレンマなのだと昔から考えていて、
彼の若々しいこの悩みを受けて、
(といっても僕もまだ27歳だけど)
この機会に自分の考えをまとめてみようと思った。

という訳で技術の性質について考えてみよう。
僕は、技術というもの2つのベクトルを持つと思っている。
他者の為に習熟される外向的技術と、
自分の為に習熟される内向的技術と。

外向的技術は"他者からの評価"を得るために習熟される。
この種類の技術はその分野に明るくないような人から
見られても"これはすごい"と思われる。
人間が社会的動物であり、人に貢献するために
何かしなくてはならない以上、技術者は、
この性質の重要性を無視できない。
この国は資本主義なので、
トリッキングの彼の言葉を使って分かりやすく
外向的技術を一言でまとめてしまうと下記となる。
「バク宙はカネになる。」
以降、外向的技術を好む技術者を
外向的技術者と呼ぶことにする。

一方内向的技術は"自分の満足"を得るために習熟される。
この種の技術は他者からの評価はあまり考慮に入れない。
外部からの反応を考えないが故に
何故そんなことをしているか他人には分からないのだが、
本人は楽しいからやっているだけなのだ。
先ほど人間は社会的動物であると述べたが、
同時に満足も追求したい性質を持つのだと思う。
つまり、トリッキングの彼に言わせれば
「540は楽しい。」ということになろう。
以降、内向的技術を好む技術者を
内向的技術者と呼ぶことにする。

この定義を使ってトリッキングの彼
(恐らく内向的技術者だろうと勝手に思っている)
が持っていたジレンマを表現すると
"内向的技術と外向的技術に対する
一般の人々から得られる評価を比較しようとすると
認知的不協和が生じる"ということになる。

認知的不協和とは何か。
これは下記の実験により説明される
摩訶不思議な心理的現象である。
「ある、絶対的に偽と思われる命題
(例えば、戦争は正義だ、殺人は許容されるべきだ、とか。)
について、それを偽だと思っている人たち
(要は、普通の人たち)を集めて
それについて十分に執筆してもらう。
ただし、片方のグループAには10,000円を与える。
(この命題を書く時間に対する妥当と思われる報酬)
もう片方のグループBには10円を与える。
(もちろん、これは全く妥当でない報酬である)
さて、執筆した後、
自分の考えが偽から真に変わる傾向
(戦争は正義かもしれない、殺人は許容されるべきかもしれない)
にあるのはグループBの方である。」

これは、自分がかけたコストに対して
他者からの評価が十分でなかった場合、
自分の信念は激しく揺さぶられるということを意味する。
さて、内向的技術を好む技術者が満足するに足る
評価とは一体どの程度であろうか?
(それはそもそも他者からの評価を受けやすいような
性質を持たないのに?)

これは、心理学的見地からは、
内向的技術者が満足することは決してないという
ことを意味する。
のであろうか、いやそうではないと言いたいのだ。
(なぜなら僕は、内向的技術者だからだ!)

認知的不協和を考慮すると、
自己満足を追い求めることに特化した内向的技術者も
燃え尽きないために他者からの評価が不可欠だと考えられる。
ジャグリングを10年やってきた僕が考えるに、
内向的技術者が燃え尽きないために重要なことが2つある。

一つは、外向的技術も意識して身に付けること。
内向的技術者はほとんど無意識のうちに
内向的技術を身につけようとする傾向があると思う。
人から評価されやすい技術について良く考えること。
外向的技術は、内向的技術者からみると
しばしば凡庸で面白みがなく身につけやすい。
内向的技術者にとってこのようなものを
身につけることは拷問のようなことだが、
技術者として生きていこうと思うならば
これらを身につけることを考慮すること。
言わせてもらえるなら、
手軽に得られる評価というのもそう悪くない。

二つは、内向的技術を評価してくれるような
コミュニティに属すること。
最近、実はこれは結構難しいことがわかった。
SNS,Youtube,JuggleTV,Twitter
あらゆる手段を使ってコミュニティを探すこと。
ジャグリング クラブ・サークル |ikiMap
このようなコミュニティに所属しないなら
燃え尽きる可能性はグッと高くなる。

いずれににせよ、
なんであれ内向的技術者として生きていこうとするなら、
技術的ニヒリズム(虚無主義)に負けてはいけない。
ぼくがかんがえたさいきょうのぎじゅつしゃが
こう言っている。
松岡修造メッセージ | 世間の風が冷たいあなた - YouTube

松岡修造が技術者じゃないって?
つまり、本当の技術者は
傍から見ると
常にそのような評価を受けるということかもしれないね。

参考文献
外向/内向の着想について

MBTIへのいざない―ユングの「タイプ論」の日常への応用

MBTIへのいざない―ユングの「タイプ論」の日常への応用

技術と心理学について

プログラミングの心理学 25周年記念版

プログラミングの心理学 25周年記念版

ジャグリングにおける美しさとスゴさについて

美しいジャグリングとスゴイジャグリングの
違いについての考察です。

僕の中のスゴジャグラー上位に位置する
大橋くんが2ヶ月前に動画を公開しました。

う、美しい。。。
また、このようなジャグリングもありますね。

これはイイ奇行種。
この2つを見比べた時に、美しいと感じる部分とスゲェと感じる部分と、
脳の違う部分が感動しているナーと感じることがあります。
(大橋君的なものに対しては主に美しいと感じ、
Wes的なものに対しては主にスゲェといった感じる。)
前者をA、後者をBとし思いついた限りでジャグラーをカテゴライズすると
概ね以下のような感じかなと。
A:大橋君,山村佑里,Stefan Sing,Gautier Trischler
B:Wes Peden, Jay Gilligan, ナンバーズが主戦力の方々

さて、
この感覚を全人類が共有できるという驚愕の前提を立て、
この感覚の違いが何によって生じているのかを考えます。
結論から先にいうと
僕は、これは重力との付き合い方によって
生じていると考えています。

ここで、これを導出する考えのベースとして、
「反哲学入門」という本の根底に流れている
"つくる"と"なる"という概念を使います。
これは、どんな民族にも
現存する世界がどう作られたかを説明する神話があり
それを整理すると「つくる」「うむ」「なる」の
三種類にカテゴライズできる、
という文脈で出てくる単語です。
(詳細は本書を。哲学本なのに非常にわかりやすい名著です。)
で、
"つくる"が規定しているのは、現存する世界は誰かによって作られたものである、
というもので、
"なる"は、現存する世界は神秘的な何かの作用で具現化されたものである、
というものです。
(ちなみに"うむ"はその中間にあるもの。)
"つくる"神話には何か絶対的な者が世界の背後に存在するのだとする点に対し、
"なる"神話にはそのようなものは存在しません。
"つくる"は超自然的な者に対して肯定的で
"なる"はそのような者に対して否定的と言えます。
で、神話ってのはあらゆる民族の考え方の根源で、
それに"つくる","なる"という性質があるという以上、
人間の感覚の指向は大きく2つに分けることができると思います。
即ち
"つくる"感覚を指向する人間と、
"なる"感覚を指向する人間。
そして"つくる"を指向する人間のいう"上達"は
超自然的な何者かに近づくということ。
"なる"を指向する人間のいう"上達は
自然に近づく(自然と一体となる)こと。

これをジャグリングに当てはめます。
ジャグリングにとって最も身近な自然とは何なのかを考えたとき、
それは重力ではないかと思うのです。
そして前述の
Aが"なる"を指向するジャグラー(なるジャグラー)、
Bが"つくる"を指向するジャグラー(つくるジャグラー)と
言えるのではないかなと。
なるジャグラーはできるだけ重力と上手いこと
付きあおうとします。この"上手いこと付き合えている感"が
僕の脳の"美しい"と感じる部分を刺激するような気がします。
一方つくるジャグラーは重力を征服するようなジャグリングをします。
この"征服できている感"が僕の脳の"スゲエ"と感じる部分を
刺激しているような気がするのです。

反哲学入門によれば、
いわゆる哲学というのは西洋思想のプラトン以降のことを指していて、
これは"つくる"思想がその背景になります。
そしてそれがニーチェによって"なる"思想も
大事なんじゃねえかとひっくり返される訳です。
(プラトン以降蔑ろになっていた"なる"思想への
原点回帰を提唱した(らしい)。)
この本はこの流れを反哲学だと言っています。
これより、つくるジャグラーのやるのをジャグリング、
なるジャグラーのやるのをアンチ・ジャグリングと
いってもいいんじゃないかなぁと
思ったりするんですがなんか語感がよろしくないので
ちょっと微妙かな。。。

最後にもうちょい突っ込むと、
日本人もヨーロッパの諸民族も、大元は"なる"神話を持つので、
なるジャグラーが評価されやすい文化が育ったのかなぁとか
思ったり思わなかったりです。
以上。

反哲学入門 (新潮文庫)

反哲学入門 (新潮文庫)

ジャグリング上達論

あけましておめでとうございました、
皆様いかがお過ごしでしょうかうどんこです。

さて今回はジャグリング(か、または技術的要因が必要な
あらゆるもの)の上達とその方法について
述べようと思います。

上達とはなんでしょうか。

そりゃ上手くなることなんですが、
それじゃ上手くなるよう頑張れとしか言えないんで
もうちょい具体的に定義付けして、
自分が思う理想と実際の自分(現実)のギャップが
少なくなることをここでは上達とします。

例えば世界中の人々は
皆一度はカスケード練習したことあると思うんですが
最初どうやっても前に飛んでうまくいきません。
これは人間が構造的に前にものを飛ばす為に
作られていることが原因だとどっかで聞いたことがあるんですが
次第に"上達"して自分の思ったようにカスケードできる
ようになります。

この時、意識的に、あるいは無意識的には
このようなことが起こっているように思います。

・モラトリアム期(何も分かっていなかったあの頃期)
全然できんので盗んだバイクで走り出したくなる。
モヤモヤしつつとにかくトライ。
非常にイライラし
ボールを地面に叩きつけている段階。

・収束期(何かが分かってきた期)
ギャップが何であるかが分かってくる。
これか?これがおかしいのか?と
試行錯誤しつつとにかくトライ。
非常にイライラし
ボールを地面に叩きつけている段階。

・修正期(分かっているのに期)
ギャップを修正していく。
これを、こうする、
これを、こうする、ととにかくトライ。
非常にイライラし
ボールを地面に叩きつけている段階。

どうでしょうか。30分で考えたにしては
結構的を射ているのではないか?
これらに対して適切に対処すれば
上達が早くなりそうな気がします。
ここから先はかなり個人的な話になりますが
僕がどうやっているかを述べようと思います。

・モラトリアム期対策
対策無し
ベートーベンは晩年聴力を
失いつつも作曲をやめなかったと言います。
それに比べればここを乗り越えることなんか
簡単なことだとは思いませんか?

・収束期対策
ある程度形になってきているので
客観的にどうなっているかを計測します。
スマホのようなもので動画を取り観察しましょう。

・修正期対策
主観と客観を合わせます。
この時には何が悪いのかが分かっているので
それを修正します。
この時コツがあって、
それは自分が思っているよりも
より大きなイメージを描くことです。
カスケードの例で先ほど前に飛ぶといいましたが
それを修正するには
ボールを真上に投げるようイメージするのではなく
真後ろに投げるようイメージし
実際そのように投げるのです。

これを実践すれば上達速度がちょっとだけ
早くなるかもしれないと思いますが
どうでしょうか。。。

。。。というようなことを

のやりとりで思いました。

それでは今年もよろしくお願いします。

部長道の詳細

ピルエットの部長が工大祭を経て代替りした。
新しい部長に何か一言、的なことを言われて
咄嗟のことで(毎年聞かれてるのにね)
何も思い浮かばなかったので
"部長っていうのは、道だね。"という
なんともいえないファジィなことだけ
言ってケムにまいて逃げた。

丸山部長、すみませんでした。

あのとき言えなかった考えを
ここに書いとくことにしたので
許してください。許してください。
あと、ここに書くのはあくまで個人的な
考えなので鵜呑みにしないで
用法用量に注意して正しく使用すること。

■部長とは何か.temp
ちょっと待って。
序盤を書き終えた段階の僕からのお知らせがあります。

                                            • -

多分かなり長くなるから、
最後の結論だけ読んで
言いたいことがわかれば
読むのをやめていいよ!!

                                            • -

お知らせ終わり。本題。

■部長とは何か
書くよ。
部長はピルエットという組織のマネジメントをする人だと思う。
マネジメントとは何かは各自ディクショナリィを引くこと。
僕はWikipediaを引いた。
経営管理論 - Wikipedia

経営管理とは、企業活動を円滑に行うとともに、企業の目的を達成するために、
「ヒト・モノ・カネ・情報」の4つの経営資源を調達し、
効率的に配分し、適切に組み合わせる、
といった諸活動のことである。

つまりこういうこと。
・部長の仕事は目的を達成するために
「ヒト・モノ・カネ・情報」を調達し上手く回す。

優秀なヒトを集めてきて、
必要なモノを持ってきて
情報を用いて方向づけし、
カネをそれらにぶっ込んで上手く回す。
へー。難しそう。頑張ってね部長。

■組織という概念を俯瞰する
でも、ちょっと待って。
マネジメントをどうするか考える前に
ピルエットという組織が持つ特異性、
言い換えると、
好きなことをやりたい人が
それだけが理由で集まった
集団の持つ特異性を考えてみよう。

ここからは社会学(とか多分経済学)的な話になるのだが、
ピルエットは組織というよりは協力に依る集団に近い。
意図して集めた人々というより
ジャグリングという盛大な撒き餌に
勝手に食いついた人々に近い。
そういう世界では人々が動く要因は
管理ではなく協力だ。
神々の御座す御処では
神々の奴隷たる我々はエロスではなく
むしろアガペで動くのだ。
話が抽象的になってきた所で
クレイ・シャーキー大先生のTEDを御覧ください。
組織というシステムと協力というシステム

注目して欲しいのは
"組織というのは本質的に排他である"という点である。
これは

・部長の仕事は目的を達成するために
「ヒト・モノ・カネ・情報」を調達し上手く回す。

という定義にもマッチする。
調達し上手く回すということは
不要なものは排除するという意味が隠れているからだ。

ジャグリングが好きなだけで集まって
そもそも運営層の人々から
対価を貰っている訳でもないのに
排除されるってのは一体全体どうなってるんだ?
しかし、そうはいっても
各種イベントや運営を成功させるために
組織的である必要はもちろんある。
ある種の成功のために排他的になるのは
致し方なしである。
即ち組織ではあるが同時に協力に依る集団でもあるのだ。

ピルエットとはそういう集団だ。
さて、これをどうコントロールすればいいだろうか?

■動機付けを意識する
俺のターン!ドロー!モンスターカード!
Joel On Software!!!(ドン☆)
マネジメント法3種(イントロダクション) - The Joel on Software Translation Project
さらにもう一枚!
DanielPinkを発動!!!(バン★)
やる気に関する驚きの科学

ニュー速ΩVIPナビ:遊戯王にありがちなセリフ - livedoor Blog(ブログ)

という夢を見ていたのさ

ピルエットは完全に内的な動機付けで動く組織だ。
(お金が欲しいからとか、
そうするのが社会的に自然
(多くの人が中学,高校,大学に進学するのは
そうするのが社会的に自然だからだ。デフォルトの力と言うらしい。)
だからピルエットにいるなんて人はいないはずだ。)
こういう組織では伝統的な管理(アメとムチ)は上手く機能しない。

内的動機付けを上手くコントロールすることがカギみたいだ。
自主性・成長・目的。
これを上手く伝わればうまくいく。

■ちゃぶ台をひっくり返す
といいつつこれを上手く伝えるのは
(状況によっては、それを上手く信じこませるのは)
全然簡単じゃない。
ていうか、これを上手くやってる組織って、
GoogleとかAppleとかのレベルになるんじゃないの。
やろうとすると多分失敗する。
歴代部長も失敗してきたしね。
でも失敗したからといって
何かとてもまずいことが
起きるっていうの?(例えば、退学とか)
起きはしない。
失敗しても何も起きはしない。
何か起きる気がするだけだ。
むしろ失敗しておくべきだとすら思う。
失敗しておきそれを経験として覚えておくべきだ。
でないと真に失敗できないとき
とてもまずいことがおきる(例えば、退職とか)。

ワインバーグの経験についての格言を引用しておこう。
ジェラルド・ワインバーグ - Wikipedia

ナオミの知識への一撃
経験は最高の教師であるだけではない。唯一の教師である。
経験は唯一の教師かもしれないが、経験が何かを教えてくれるとはかぎらない。

そして

本管の金言
知らなくても怪我をするとは限らないが、思い出さないとすれば間違いなくやられる。

■結論
ピルエットの部長は
・内的動機付けで協調に依って動く集団を
・大きな責任なくコントロールすることができる
という点で非常に面白いので、
そういうところを考慮しつつ、
あまり深く考えこまずに、
頑張れば良いと思います。

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

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Joel on Software

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遊☆戯☆王 (1) (ジャンプ・コミックス)

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コンサルタントの道具箱

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ハットジャグリングを新しく始める人へ

えっ???????
ハットジャグリングを新しく始めたいだって?
本当に?正気なのかな?

あんなに地味で風に弱くて持ち運びにすこぶる便利が悪く
高価で地味で重くて雨にも弱くて地味な道具を?本当に?

もうハットジャグリングをかれこれ
5年ガチでやってる僕が言うんだ、
間違いない。やめた方がいいんじゃないの?


やりたい?



本当に?



そうか。



本当に?




はい。
では、ハットを始めるにあたって重要なことを書いていきます。

1.頭囲に合ったハットを選ぶ
頭囲にあったハットを選ぶこと。
といいつつ、ごめんなさい、
頭囲の正しい測り方は各自ディクショナリを引いてください。
頭囲の測り方 : boushiya-tabou

頭囲よりも大きめのハットを選ぶと、投げて被る系のトリックは
やりやすいかもしれないけど、
ロール系のトリックはやりにくくなる。気がする。
できれば周囲にハットをやってる人を見つけて
サイズを教えてもらうといいね。

2.ハットの種類に注意する。
まず、たまーーーーーに5000円以下のハットとか
売ってる時があるけど、これは多分買わない方がいい。
高いモノには理由がある。昔僕は酷い目にあったんだ。
来たんだよ。。。紙みたいなのが。。。
もし買うとしても、必ず一度触れて、
重さやトリックのやり易さを感じてから買うんだ。

あと、トールハット(ミュージカルっぽいやつ)はやめた方がいい。
あれは形崩れしないように中にプラスチック製のワイヤがあって、
万一折れたら(割と簡単に折れた)飛び出てくる。
これはヒジョーに危険だ。
僕以外にこれを経験したという話は聞いたことがないので
もしかすると稀なケースかもしれないけど、でも本当の話だ。

さらにもうちょっというと、これは聞いた話なんだけど、
パスパス製のハットはあまり良くないらしい。

僕が使っているのは下のヤツの59cmだ。
今のところ、僕にとってこれ以外の選択肢はない。
アンダーセン ニルス・ポール ダービーハット 赤/黒 - 通販 - ナランハ NARANJA Inc.

3.練習する
新しい道具を買ったとき、
何をしていいか途方に暮れてしまったことはある?
経験の浅いジャグラーならまだ無いかもしれない。
または、インスピレーションに溢れた人なら
そういうことは無いように思える。
けど、僕はある。

何をすればいいか?まずは他の人のトリックをパクるんだ!
ハットジャグリングで僕が参考にした人は主に下記だ。
・Lorenzo Mastropietro
・Grant Goldie
・grayishcobalt(Youtubeのユーザ名)
(本名を忘れた。。ごめんなさい。。)
・Kris Kremo
その他にも一杯いる!
YoutubeやJuugling.tvをチェックするんだ!

4.その他色々伝えておくこと
ハット&ボールをするならロシアン系のボールがいい。
ボールがハットに吸い付くんだ。

ハットが柔らかくなってしまったときは
セラックニスを塗り直すといい。
ただし濃度に気をつけないとハットが割れてしまう
(誇張じゃなく!)ので注意!注意書きをよく読むんだ!
もしくは熱い蒸気に当てると復活すると聞いたことがある。

本気で練習したいのなら室内練習環境が必須だ。

5ハットトスをしたいなら、胸筋が必要になる。
腕立て伏せだ!

ハットは恐らく唯一、ムカついたとき
本気で蹴っ飛ばしても壊れない道具だ!すばらしい!

本気で気に入らないときには、
洗濯機にぶち込むと面白いことになるんだ。
やってみて。
ただしぐちゃぐちゃになっても責任は取らないよ。

このくらいかな。
レッツトライ、ハットジャグリング!