うどんこのお雑煮

映画とか読書とかジャグリング。

ザ・ゴール読了

このお話に(前回に引き続き)
衝撃を受けています。
ちゅうかこれ書いたの結城センセなんや。。

デスマーチが起きる理由 - 3つの指標

んで、この話の背景にあるという
制約理論を学ぶべく、
ザ・ゴール読了しました。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

とある物理学者が開発した制約理論という
手法を生産管理の現場に導入する、
という内容のビジネス小説です。

制約理論というのを自分なりに要約すると
今までの(っつーてもこれ2001年に発行された
本なんやけど)会計の考え方だと
会計と現場で乖離が大きすぎて
使えないので
もっと使いやすい会計方法を
考えたぜ、これを使えば捗るぜ
イェーイというものです。
かなり噛み砕いて説明してくれるので
理論が頭にスッと入ってきます。
従属事象と統計的変動の説明の下りは
ホント頭いいと思います。並ではこうはいかない。

前述のお話が好きならこれは
読んでて損はないんじゃないかと思います。
ていうか会計って損益分岐点とか
原価計算とか面倒くさいんじゃボケ
と思ったことのある人は
全員読んで欲しいですマジで。

ワテクシ仕事はソフトウェアやってんですけど
ソフトウェアの業務内容と照らしあわせて
考えると、確かにお話の通り
コード=在庫と捉え、スループットをより細かく
出力し在庫減、とすると良い、というか、
アジャイル的インクリメンタル開発の考え方に
マッチするように感じます。

この辺は前に読んだトヨタ生産方式
段取替えを頻繁に行いバッチサイズを
小さくし出荷回数を増やすことで在庫を減らす的
考えに似ているように感じました。

ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生む

ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生む

制約理論とトヨタ生産方式って
結構考え方被っているような気がします。
ただ、前者は前提とする理論があって、
それに現場をマッチさせる
演繹的アプローチを行うのに対し、
後者は現場の声を救い上げて
それを理論として展開する
帰納的アプローチという感じがします。

あと、この小説の主人公って
家庭が崩壊寸前からスタートなんですが
制約理論を導入し
工場が上手くいき
精神的安定が手に入れば
家庭環境も良くなるっていう
考え方が大変ステキだと思いました。
また、普通に小説として面白いです。
600ページくらいでかなり分厚いんですが
2週間程度で読み終わりました。
オススメです。

以上です。