うどんこのお雑煮

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仕事と家族読了:ワークライフバランスを考える

ウチには子供が二人います。
常々思うんですが、子供の世話って大変ですよね。
生後半年は3時間毎に起きるし、
それからは何でも口に入れる期が始まるし、
それが終わってちょっとするとイヤイヤ期が
始まるしもうやってらんないっす。
僕の感覚だと子供一人に対して1.5人くらいの
労力がかかるんで、(つまり子供二人だと3人必要だと僕は思う)
僕としてはなるべく子育てに参加したいのですが、
ここで問題になるのがどれくらい働くのか
ってことです。

日本のいわゆるサラリーマンっていうのは、
僕はサラリーマンやっているんですが、
基本的に、専業主婦のパートナーがいて
持病とか特に持っていない屈強な男性が
働くことを前提にデザインされています。
そして日本ではサラリーマンが働き方の
スタンダード(8割くらいがこの雇用形態っぽい)です。
これは言い換えると、日本では女性や弱い男は
"まとも"じゃないぜってなもんなんですが、
それって先進国(僕は日本はもはや先進国じゃないと思っているが)
としてどうなんですかね?
っていう個人的な感想と、
まあ、この不況でそんな寝言いってんじゃねえ
労働力足らんのぢゃっていう感じになっちゃってきてるんで、、
どうすりゃいいんですかね?

ということで、仕事と家族を読みました。

こんな本です。

  • 近代(1970年以降)の仕事の在り方の変遷っぷり
  • 変遷に対し各国政府の対応っぷり
  • 家族の在り方の変化っぷり
  • そして日本は今後どうすべきなのか

読んだ感想なんですが、
近代の仕事の仕方を考える上での
基礎知識が網羅できる本だと思いました。
学校で教えるべきだと思うくらい。
ところどころデータを詳細に追っていく箇所は
ちょっと読みづらかったですが、
大方のところはすっと頭に入ってきます。
良書だと思います。値段も手頃。

書籍だと読みにくいと思われる方は
こちらの記事などどうでしょう。同じ著者です。
日本的働き方における「フレキシビリティ」の矛盾

国としての大軸として、
大きな政府を選ぶか、小さな政府を選ぶかは
難しいところだと思いますが、
個人的には、
日本人は小さな政府を形作れるほど
パワーが無いと思うので、
大きな政府がいいんじゃないかなぁと
考えています。

いじょ。