映画、セッションを見ました。
セッション、見ました。
これ話題になってたんでめっちゃ見たかったんですけど、なぜか最寄りのGEOに置いてなくて探してようやく見ました。サンキューAmazonPrime。原題はWhiplash(鞭打ち)なんですね。まんまですねw
感想(ネタバレ有り注意)
JKシモンズ扮する鬼教官が印象的な映画で、これを見ている間中、ずーーーーーーっと個人的に嫌な上司だった人のことを思い出していました。なので結構辛かったです笑
何かに狂気的に取り組んだ経験があるかどうかでラストの解釈が変わる映画なんじゃないかなと思います。僕はJKシモンズに感情移入できたような気がしました。って言うとやばい人かなと思われるかもしれませんが。そういう気持ちが分かるという意味です。僕はそういう人ではないですよw(多分。。。)
これは、僕が鬼教官に勝手に感情移入して勝手に想像する勝手な解釈なんですが、無茶苦茶に一生懸命やる人にとっては、基本的にクソなんですよ、世の中は。なんで他の人は自分のように一生懸命やらないんでしょうねと思う気持ち。もしくはなんで他の人はあんなに上手くやれるのかという気持ち。絶望しながらも(Jazzが死ぬと言ってますね)それでもこの世界で生きていく。次の世代の育成に自分なりのやり方でトライする。育成できたと思ったら、挫折する、心が折れかける。誰もわかってくれないようだ、手塩にかけた生徒にも裏切られた。
これが僕の中の教官の心象風景。でね、↑って主人公もほぼ同じなんですよね。親も誰も分からない、友達もいない、彼女も振った、俺にはこれしかないという気持ち。教官も分かってくれない。
お互い分かり合うという能力が圧倒的に欠けているので気づかないんですけど。そういう意味でこの教官は物凄く教育者に向いてないですねw
で迎える終盤。狂気しか持てなかった男と男の奇妙な友情がヒジョーにおかしな形で育まれているその過程。それを見る第三者(親)の奇異というか、ヤバイこいつらという視線。そして二人がついに息を合わせ、圧巻のラスト。
大変よい映画でした。
しかし、一つだけ残念なところがあって、僕にJazzやパーカッションの素養がないため、音楽に関してはとにかく凄え!という感想しかなく、技術的に細かいところが全く分からんwwwこれは勿体無いな〜と思いましたw